サーバーと不正アクセス対策

サーバーというのは、インターネットから送られてくるさまざまな要求に対して、適切なレスポンスを同時並行的に行えるようにした機器であるといえます。そのため、サーバーの内部はかなり複雑なしくみとなっているわけですが、その複雑さのすき間を突いて、さまざまな不正なアクセスをしてくるハッカーなどが世界中に存在しているということも事実です。サーバーへの不正なアクセスによって、内部のウェブサイトが勝手に書き換えられてしまったり、クレジットカードの暗証番号や個人の住所氏名のリストなどの重要な情報が流出させられてしまったりといったことは、たびたびテレビや新聞のニュースとしてとりあげられており、いまではそれほどめずらしいことではなくなってしまいました。こうしたことから、サーバーを設置、管理する側としても、不正なアクセスに対応した、さまざまな対策をほどこすことが求められているのです。

たとえば、一定の基準にあてはまるような外部からのアクセスを不正アクセスとみなして、即座に遮断するしくみのファイアウォールというのは、以前から導入されているところであり、こうしたものにくわえて、不正アクセスがあった事実を検出して警報を鳴らすような侵入検知システムなどもあります。また、最近ではファイアウォールという古典的な手段にかわって、ホームページの脆弱性をねらった攻撃にも対応できるようなシステムもありますので、さかんに導入されるようになっています。

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