フリーのサーバーOSについて

サーバーOSの多くは有料であったり、特定の企業が作っているディストリビューションであったりしますが、GNUの精神を尊重したフリーのOSも登場しています。フリーのOSとしてはデビアンがあります。DebianではディストリビューションとしてGNUを尊重しており、すべてのパッケージ化されるアプリケーションはフリーであることを重視しています。例えばFirefoxは商標を除いたバージョンが搭載されるなど徹底されています。

ただし、フリーであったとしても数はとても多く、他のディストリビューションに遜色ないアプリケーションが揃っています。また、ハードウエアへの対応も充実しており、ワンボードコンピューターから大型計算機まで広く利用できます。利用が多いハードウエアはx86系ですが、ARM系のCPUも急速に増えています。サーバーOSとしてDebianを見た場合に注目したいのがアップグレードパスの充実です。

パッケージがすべてチェックされていますが、それには優秀なパッケージ管理システムが必要です。Debianでもパッケージ管理システムは独自のものが採用されており、各種のソフトウエアインストールからアップデート、削除まで安全に行えます。また、OSについても同様であり、バージョンアップも、ダウングレードも自由に行えると好評です。サーバーOSではアップデートはそれほど重視されないことが多いですが、最新OSバージョンで動いているアプリケーションをバックポートする頻度も高く長く使えるようになっています。

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